セットアップはヴィンテージでもなかなか手に入りにくいアイテムの中の一つ。
どうしても上下の片方しか見つからないことが多いです。
そして上と下でサイズを合わせなければいけないので
シンデレラサイズに出会える確率もまた低くなります。
上はサイズぴったりでも、下が合わなかったり、その逆も然り。
ただそんな中でピッタリのセットアップに出会ってしまったら
その喜びはもう隠せずにはいられません。
今回はそんな出会えることが難しいセットアップを2点ご紹介です。
まずはサンローランが自身のブランドを立ち上げて間もない頃の
大変珍しい1960年代後半から70年代初期の逸品。
~1960-70s Yves Saint Laurent rive gauche~
とてもシンプルでミニマムなデザイン。
歴史を刻んでいるからこそ、この一着から放たれるオーラは凄みを感じます。
ロングブーツに、レザーの手袋を合わせ品よく着こなしたいですね。
このエレガントな襟のフォルムはまさに当時ならでは。
70年代前後のファッションがお好きな方にはたまりません。
ジャケットとスカートの着丈バランスも抜群にお洒落。
お写真からも伝わるように、肉厚のウール地も質感が素晴らしいです。
そしてお次は80s CHANEL.
一見、一枚のワンピースに見えますが
こちらはツーピースでデザインされています。
上は斜めにカッティングされ、デコルテラインを美しく演出。
ボタン使いがなんともシャネルらしいですね。
~1980s CHANEL Black Dress~
スカートの中央は深めにスリットが入っています。
歩くたびに軽やかな動きがでるシルク生地。
こちらは上下どちらかが欠けていては成立しない逸品です。
生地が繊細なのにミントコンディションでございました。
シャネルが愛するカラーといえば"ブラック"
喪服のイメージを覆し、固定概念にとらわれない彼女がいたからこそ
"ブラック"が今となっては定番カラーになったと言っても過言ではありません。
シャネルがこだわったブラックはいつ見ても圧巻です。
The Vintage Dress.
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