本日はシャネルのヴィンテージジャケットをご紹介。
ブラックとブラウンのバイカラーがシャネルらしいですね。
幅広いファッションに合わせやすくドレスシーンからカジュアルまで万能です。
こちらのコーディネートはブラックロングドレスに肩からサッと羽織っています。
普段にはデニムとも相性バッチリですよ。
ブークレという素材を使っており、丈夫で保温性があり伸びがあるので着心地がとても良いです。
クローバーのボタンがさりげないアクセントに。
せっかくなのでシャネルスーツの歴史を振り返ってみましょう。
シャネルの歴史は1910年帽子屋をオープンさせたことからスタートします。
この年代の通り歴史は古く、今でも世界中から支持を得ているのは言うまでもありませんね。
シャネルスーツが誕生したのは1956年。
シャネルは一度デザイナーを引退しますが、自分のスタイルとは真逆のウエストが絞られたDiorのニュールックが発表されたことで70代で復帰し、そのすぐ後にシャネルスーツが発表されます。
フランスのファッション界では時の人となっていましたが、女性の社会進出が進んでいたアメリカからは、ウエストも緩やかで着やすく機能的、そしてカジュアルからフォーマルまで合わせやすいデザイン、ということで瞬く間に人気を博しました。
70代になってもその才能が衰えることはありませんでした。
そしてこのシャネルスーツはすぐにコピーされてしまいましたが、本人はそれに対して特に気にもとめずむしろ人気の証とさえ思っていました。
さらに偽物は本物にはかなわないという自信の現れでもあります。
なぜなら細部に渡って着やすいようなこだわりと、着やすいシルエットの追求が見るからにずば抜けていました。
今回のジャケットもそうですが例えば内側に細いチェーンがあるのですが、一見、見えないところにもデザインがされているのかなと思ってしまいそうですが、このチェーンの重みでシルエットが崩れないように計算されているのです。
シャネルの妥協を許さない考え方がこの一着から伝わってきますね。
余談ですが、シャネルが一度引退したのにも関わらず、復帰後またすぐに人気となった理由のもう一つに、あの有名な香水N°5が引退したその間にも世界中から愛されており、N°5の香りが人々の中で生き続けていたからだそう。
今でも名香と言われていますよね。
私自信も学生の頃だったか憧れて、お店で香りを試したことがありましたが、この年齢では使いこなすのは難しいなと断念した記憶をふと思い出しました。
最後にココシャネルの名言を。
“流行は色褪せていくが、スタイルは永遠”
The Vintage Dress.