instagramでも告知しておりましたが、現在フランス買付の素敵なヴィンテージドレスが豊富に入荷しております。
その中のスペシャルピースのドレスを二点ご紹介させてください。
ます一着目が70年代初頭のYves Saint Laurent rive gauche.
イヴ・サンローランがまだ自身のブランドを立ち上げて間もない頃。
そして一番絶頂の時代といっても過言ではないです。
ここまでシンプルなブラックドレスなのに、途轍もないオーラを放っています。
Vの深さも絶妙で、どの角度から見ても完璧なシルエットです。
後ろは包みボタン。
シンプルなものほど上質さが全面に出ますよね。
そして美しいシルエットを演出するのが難しいです。
秀才と言われたサンローランだからこそ成せる技なのでしょう。
また色違いで当時のVOGUEに表紙として載っていたそうです。
ますます愛着がわいてしまいます。
二着目がこちらも70年代のPierre Balmainです。
バルマンというと今では結構エッジの効いたデザインをイメージしますが、歴史は深く設立は1945年にまで遡ります。
当時はシンプルでクラシカルなデザインを特徴としていました。
今回のドレスはそれをまさに象徴するデザイン。
そして驚くことに世界に一つしかないオートクチュールです。
このドレスが完成するまでにどんなストーリーがあったのか、どんな方が身に纏っていたのか、と色々想像が膨らみます。
バストの開きも非常に品があります。
サイドの曲線も美しく、後ろ姿は思わずずっと眺めていたくなるデザインです。
ベルトにはビーズが贅沢に敷き詰められています。
このベルトがあるのとないのでは大きな違いですね。
このドレスをより際立たせてくれる名脇役といってもいいかもしれません。
如何でしたでしょうか。
なかなか普段では見ることのできないドレスを二点ご紹介させて頂きました。
ヴィンテージドレスは見るたびに私たちを飽きさせない魅力をもっています。
本日もお付き合いありがとうございました。
The Vintage Dress.