前回当店 1F THE BRISK VINTAGE GALLERYにて展示会のあった”あすのオプティカル"。
オーダーいただいたお客様のもとへ着々とお手元へお渡しが完了しております。
綺麗なレンズが入り、輝きを増した姿を見るとさらに高揚感が高まりますね。
今回初めてアンティーク眼鏡をお買い上げいただいたお客様で、今までピンとくる眼鏡になかなか出会えず、ようやく見つかりましたという嬉しいお言葉もありました。
嬉しそうにかけて帰られる姿を見ると、私たちも同じくらい心が温まります。
アンティーク眼鏡は難しいという印象をお持ちの方は少なからずいらっしゃるかと思いますが、一度かけてみると本当に世界が広がります。
私自身もそもそも眼鏡自体が似合わず、過去に眼鏡屋さんで新品のものも色々かけてきましたが、
なんと言いますか、眼鏡の主張が強すぎて顔から浮いてしまいなかなかしっくりくるものに出会えず、
そこから固定概念で眼鏡は諦めていたのです。
ただあすのオプティカルに出会ってからその固定概念が覆され、今となっては嬉しいことに愛用できる眼鏡が少しずつ増えてきています。
私と同じような気持ちの方は騙されたと思って、あすのオプティカル代表:ボブさんに是非見繕ってもらってください^^
※在廊日はHPまたはinstagramにて更新しています。
そして今回私たちスタッフも密かに眼鏡をお願いしており、どんなデザインにしたか気になるというお声もありましたので、ご参考までに一部写真をアップしたいと思います。
-Unkown Oval Shape 1930s-
-Artcraft / Side Mount Decagonal 1930s-
-American Optical / Saddle Bridge "Madison" 00-20s-
-American Optical / Canterbury 1920s-
今からおよそ100年前、眼鏡を持ち歩く人はまだ少なく社交好きな洒落者や知識人からは舶来品として珍重されていました。
眼鏡は帽子や時計、宝飾品と共に販売店で取り扱われ、そうした先では顧客が店主とよく相談をしてサイズや仕様を特注する、さながらビスポークといえる眼鏡が販売されていました。
それらはゴールドフィルド “金の薄板を地金に圧着溶接した材料” や10K~14Kで作られジュエリーのように美しい彫金細工と造形を持つ眼鏡で、高度な注文仕様はゴールドスミス(彫金職人)によって直接手彫りされたものや、あらゆる面が彫り込まれた芸術的とも言える眼鏡が仕立てられていました。
やがて市場は量産化へ移行していく以前の貴重な手造りの一時代は、後に続く数々のデザインと様式を生み出した眼鏡産業の原点でもありました。
あすのオプティカルではそうしたアンティーク眼鏡を収集して分類し、経年の劣化や変形があるそれらをクリーニング・型修正・サイズ出し・磨き上げをして必要に応じて組み合わせ、日常で違和感なく使えるエレガントな眼鏡としてご提案しています。
-あすのオプティカル-
あすのオプティカルを通して、アンティーク眼鏡の奥深さを知ってもらえたら幸いです。
The Vintage Dress.
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